吸血鬼ドラキュラ伝説は実話!超自然現象だった!

悪魔ストリゴイに取り憑かれた吸血鬼は実在していた本当の話だった

吸血鬼ドラキュラの超意外すぎるミステリーを紹介(2021/03/13 更新)

「悪魔ストリゴイって何?」
「吸血鬼ドラキュラが実話って本当?」

そんな疑問を持つ方に向けた記事になります。

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

  1. 吸血鬼ドラキュラ伝説はフシギな実話
  2. 実在した吸血鬼ドラキュラ
  3. 吸血鬼伝説は超自然現象
  4. 現代医学が解明した吸血鬼の真相

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

吸血鬼ドラキュラ伝説はフシギな実話

やっぱ犠牲者は女性じゃないと吸血鬼としては吸ってらんないよね?


最近吸血鬼関連の映画がテレビで放送されないのはホラーではなくなってしまったからだと思うんだよね?
吸血鬼ドラキュラって殺害シーンが一つじゃない?

首筋をガブリィ〜!

吸血鬼ドラキュラに襲われる美女

今の世の中、映画よりも猟奇じみた事件が発生しているし、ホラーも多岐に渡ってるからね。
首筋吸うくらいではホラーではなくなってしまったのよね。


吸血鬼ドラキュラ系映画は色々あるけど、印象に残っているのは昔無声映画時代の【ノスフェラトゥ】って映画ご存知かしら?


音も色もないのに怖くて妙にリアルなんよね?
リアクションがオーバー目なのがクセになるんだけど、私はそういう昔の映画が大好き。カラーや音はそれだけで恐怖を演出できるじゃない?

無料でご覧いただけます。ノスフェラトゥ 音楽のみの無声映画

それらがない無声映画は色々と今の映画にはない工夫があるのよ。
それが今の映画では味わえないものとなってる。

この吸血鬼ドラキュラって15世紀、今のルーマニアのワラキア公国の串刺し公と呼ばれたヴラド・ツェペシュがモデルに創作されたって言われてるんだけど、吸血鬼ドラキュラ伝説の話がヴラド・ツェペシュの歴史か、エピソードなのか?っていうと実はちょっと違うの。

ヴラド・ツェペシュってのが誰でも文字通り串刺しの刑にした実在の人物なんだけど、ルーマニアには昔からストリゴイという悪魔伝説があってね。

ヴラド・ツェペシュもこの悪魔ストリゴイに取り憑かれたのでは?って言われてたりしたみたい。


悪魔”ストリゴイ”ってのはゾンビでも幽霊でもなく、負のエネルギーからなる実態のない力のことを指すんだって。

わかりやすくいうと、スターウォーズのダークサイドのことかなぁ?
実はこの悪魔ストリゴイを追い払う儀式ってのが実在してたの。
それがなんと吸血鬼伝説になってたのよ・・・

実在した吸血鬼ドラキュラ

ところで、この吸血鬼ドラキュラなんだけど・・・・

その吸血鬼伝説って実話が元になってる話なのよ!

アイルランド人作家ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』が1897年に刊行されたとき、元の原稿にあった序文はカットされてたの。

そこには驚くべきことが書かれてたのよね。

「”吸血鬼ドラキュラ”伯爵の生みの親は、自分は純粋なフィクションを書いたのではない」

ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』の序文より

とその序文に記していたの。


「ここに描かれた出来事が、一見どれほど信じがたく、不可解に思えようとも、実際に起きたのだということは少しも疑いがない。」と。

横溝正史の金田一シリーズを知ってる?
このシリーズ、実は横溝正史が友人の金田一耕助から話を聞いた的なはじまりになってるの。


これも同じなんじゃないの?って思うよね?
違うんだよね?

ドラキュラ伯爵は、東欧で根強く信じられていた伝承の文学的な集大成でした。
その作者であるブラム・ストーカーをはじめ、19世紀の作家たちに絶大な影響を与えたものの1つが、18世紀のベネディクト会修道士にして著名な聖書学者、ドン・オーギュスタン・カルメの著作でした。


1746年に出版された、『天使、悪魔、霊の出現、およびハンガリー、ボヘミア、モラビア、シレジアの亡霊・吸血鬼についての論考』と題された著書は、フィクションの物語小説ではなく、超自然現象の調査記録だったの。

カルメは、17世紀後半から18世紀初めに東欧で起きた吸血鬼事件の報告を慎重にかき集めて検証、研究していたのよね。

これらの報告は、信頼できる情報源に基づいているにもかかわらず、その内容は奇怪な、怪奇じみた内容となってた。


カルメが収集した中で特に有名な事例が、オーストリア軍の外科医、ヨハン・フリュッキンガーからの情報で、セルビアの村出身の兵士、アルノルト・パウルの話でした。

そのパウルは吸血鬼に襲われたらしく、深手を負ったが、命に別状はありませんでした。
だけど、彼は別の事故で亡くなってしまう。

パウルの死からしばらくたって、奇怪な殺人事件が発生し、動物や家畜も襲われ、血を吸われたという。


村人たちは吸血鬼に血を吸われたパウルがよみがえったのだとうわさしはじめました。
吸血鬼の仕業が疑われ、村人たちはパウルの遺体を掘り返しました。

すると死体はきれいなままなうえ、爪まで伸びており、ひつぎの内側には真っ赤な鮮血が付いてたとか。

これを見た村人たちは、

「心臓にくいを打ち込んだ。パウルは、はっきりと聞こえるほどのうめき声を上げ、おびただしく出血した」

・・・と証言してたらしいよ。


悪魔ストリゴイを退治する儀式ってのがこのくいを打ち込むことだったの。

死体が腐敗してなかったのが、悪魔ストリゴイに取り憑かれた死者が吸血鬼になった証拠だと考えられてたの。


埋葬から数カ月、時には数年経った死体が「血液は液状のまま、体の肉は無傷、手足は曲げやすい」状態で発見されることがあったと、カルメは指摘してる。

吸血鬼伝説は超自然現象

これはたしかに事実かも。


吸血鬼伝説は主に、死後の自然な腐敗プロセスが分かっていなかったせいで生まれたものだったの。

自然界において、死体が腐敗せずに保存されるようなプロセスがある。
それが鹸化とよばれる現象で、要は石鹸のようになる化学反応なのよ。

実例がある。
フランス南部のルルドという町で暮らしていたベルナデッタ・スビルーは1844年生まれ、1879年死去。
35年の短い人生でなんと18回もマリア様の出現を目撃したらしく、68件もの難病を治癒した事例を持つ謎の女性。


死後調査のため、掘り起こされた際、びっくり仰天。
なんと死体は全く腐敗していなかったという。
現在もヌヴェール修道院に安置されてる。

悪魔ストリゴイに取り憑かれた吸血鬼とされた腐敗しない死体は実は超自然現象だった
全く腐敗しないベルナデッタ・スビルー


ついでに鹸化の例ではありませんが、ロザリア・ロンバルドも紹介するね。

イタリアのパレルモにあるカプチン・フランシスコ修道会の聖ロザリア礼拝堂に葬られている2歳の少女。
肺炎のため1歳11ヶ月で亡くなくなったの。


悲しみにくれた両親はその美しい姿を保つため、専門家にミイラ化を依頼した。

しかし、長年方法が不明だったため、神の奇跡とされてきたんだけど2009年、
遺体保存専門家で医師でもあったアルフレード・サラフィアの手により施された防腐処置が、カルテの発見により明らかになったの。

彼女こそ、世界一美しい少女のミイラと呼ばれてる。

しかし、父親は決して変わることのない娘の姿により深い悲しみを覚えるようになり、やがて彼女の元を訪れる事は無くなったみたい。


こういった事例は、寒く湿った環境に死体が埋葬されたときに起こる現象で、体内の脂肪酸がワックス状になって死体に行きわたり、腐敗を防いだ見たい。
こういった超自然現象が恐怖と紐づいて吸血鬼伝説になっての。


だから中世ヨーロッパの人たちにとっては吸血鬼ドラキュラは実在してたのよね?

現代医学が解明した吸血鬼の真相

また、カルメの記録では、吸血鬼の髪と指の爪が死後も伸び続けたことも指摘。

こうした錯覚は、死体のある種の変化が原因の可能性がある。
死後、皮膚は脱水して収縮し、毛根を包む毛包(もうほう)が目立って見える。
そのため、体毛、特に顎の無精ひげが長く見えることがあるみたい。


同じことが、爪にも当てはまる。
爪の周りの皮膚が縮んで、爪が今までよりもよく見えるようになるからだと言えるみたいね。
それに体内にカルシウムがある限り爪と髪は伸びるって聞いたこともあるし。

掘り返された死体に血痕があることも吸血鬼になった証拠なんだけど、これも現在では証明できるの。
カルメは次のように説明しています。

「(吸血鬼は)生きた人間や動物の血を大量に吸うため、時にそれが鼻から流れ出し、棺の中の死体が自身から染み出た血の中で泳いでいることもある」

ドン・オーギュスタン・カルメより

これもやっぱり医学的に説明が可能。

血液が液状を保てる期間の長さは環境条件によって決まるそうで、寒冷な場所では、血液は少なくとも3?4日は液体のままなんだって。
その間に吸血鬼の疑いで遺体が発掘されれば、血液はまだ血管の中にあったと考えられるため、死後の出血だったといえるのではないか。


また、埋葬地への移動中に死体に打撃が加えられると、程度によっては鼻や口から血が流れ出て見えたかもしれない。
さて最後はかなりハードルが高いですね?

なんせ、パウルが声を上げたという事例。
アルノルト・パウルの事例で語られる通り、吸血鬼を退治するには、墓を暴いて死体にくいを刺さなければならないと広く信じられていました。

くいが体を貫くと、吸血鬼は叫び声を上げたと伝わってる。
これが、悪魔”ストリゴイ”に取り憑かれた吸血鬼が生きていたことのさらなる証明とされたのよね。
しかし、なんと、これも自然現象として説明が可能。


胸に閉じ込められた空気が、体に衝撃が加わることで強制的に外に出され、それが喉を通ったときに音を立てたの。

このとき村人たちは、目の前にいるのはまだ生きている吸血鬼だと信じ込んでいたため、この音が痛みによる叫びのように聞こえたのではないか。

カルメが収集した吸血鬼の伝承は、ブラム・ストーカーら、19世紀の作家たちの想像力を刺激し、彼らの「フィクション」の物語として確立していった。


しかし、これら吸血鬼伝説は16〜18世紀、死後の人体にどのような変化が起きるかはほとんど知られていなかった時代では、実話だったということ。


ところでパウルはただの人間だったと証明された。
なので彼の死後に発生した連続殺人の犯人は一体誰だったんでしょうね?

ホーム » 歴史 » 中世史 » 吸血鬼ドラキュラ伝説は実話!超自然現象だった!

おすすめ記事