「子供はいらない」 が間違いじゃないというフシギな話

異常な愛情の【フランケンシュタイン】に学べ!!

「子供なんて考えてないよ」
「子供育てる自信もないし、想像できない。お金もないし」

そんな悩みを持つあなたに是非読んで欲しい記事です。(2021/11/19 更新)

「子供はいらない」が間違いじゃないというフシギな話

わたくし、風千代には長女と長男がいるんだけど、
最初は子供はいらないと思っていました。

”理由はお金です”

一人育てるのに2000万円かかるそうなぁ。
そんな大金は考えられない。
それは今も(ToT)
僕と同じような人はいっぱいいるんじゃないでしょうか。
「子供はいらない」という理由のベスト3をあげると・・・

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

  1. お金がかかる
  2. 自由な時間がなくなる
  3. 親になる自信がない

/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_

となっている。


どれもこれも思い当たる節だらけ。
僕は独身の時、ずっと映画が好きでした。

子供ができてからは自由時間はなくなり、映画どころではなくなった。
子供の教育資金にと毎日通勤電車に揺られてやりたくもない仕事にいく。
なぜか定時で帰ると暇と思われるのでわざわざ残業して帰る。

いつの間にか映画がYoutubeになり、生ビールが発泡酒になり、スーツはカルバン・クラインから「洋服の青山」へ・・・

あなたが想像しているベルトコンベアーに載せられたサラリーマンを私は演じている。

まぁ、最近は在宅業務になって満員電車に乗ることがなくなったんだけど、2021年11月現在、だいぶ落ち着いてきたから、なぜか再び会社出勤が始まりそう・・・

在宅でも業務が回ることが判明してるのに・・・

あなたも子供を持てばそうなります。
お約束します。
一人の方が楽です。

自由です。
お金も時間も。

でも僕は今、子供に感謝してるんだよね。

子供は親を狂わせる


僕は夢がありました。


将来、ウッドデッキのある一軒家で自分が設計した自分だけの家。
木製サッシ三層ガラスの家。
そんな家を住みたい。

そしてその家には地下室があったりして、なんとホームシアターになってたりして。
僕だけの秘密基地。

僕は今、
そんな夢の家に住んでいます。

なぜお金持ちでもない、僕がこんな家に住めたのか?
宝くじでも親にもらったのでもありません。

原因は子供です。

僕がいつか死んだ時、娘が嫁にいっていたとする。
残念ながら、その結婚は不幸な結婚でした。

親が死んだ娘は帰るところがなく、辛い時間を過ごす以外選択肢はありませんでした・・・

「こんな時、持ち家があった場合、どう思う?」

子供には実家に帰るという選択肢ができ、最悪、離婚してやり直すことができる。

僕は娘にこの選択肢を残してやりたいと思って、それだけで家を建てようと決意した。
まぁ、不幸な結婚ってのがなぜか前提となってるんだけど・・・


会社を辞め、フリーランスで働き、お金を貯めた。
そうして5年間の貯金と売上の数値で、銀行に人生を売ってお金を作ったというわけ。
僕みたいな根性なしの”ダメ男”君が変わったきっかけが子供だった。

今のあなたを変えてしまう力が
“子供”にはあります。

今の貴方であり続けたいのであれば、”子供はいらない” でしょうね。

なので一概にそれが間違いだとは言えないところがある。
子供という存在によって人生が狂った女性がいる。

それはメアリー・シェリーです。

なぜ”フランケンシュタイン”は誕生したのか?


メアリー・シェリーはあの古典ホラーの名作「フランケンシュタイン」の作者なのね。
なぜメアリーがフランケンシュタインを執筆したのか?
それは彼女と彼女の子供という存在が大きく関わっている。

子供という存在がメアリー・シェリーに「フランケンシュタイン」を誕生させたと言っても過言ではない。

1818年イギリスの小説家メアリー・シェリーが怪物を誕生させた。


名作『フランケンシュタイン』ね。

フランケンシュタインとは主人公の医学者の名で、ヴィクター・フランケンシュタインからきてる。

彼は生命の謎を解き明かし自在に操ろうという野心にとりつかれ、狂気すらはらんだ研究の末、「理想の人間」の設計図を完成させる。


そして自ら墓を暴き人間の死体を手に入れ、それをつなぎ合わせることでおぞましい怪物をつくりあげてしまうというストーリー。


なぜメアリーシェリーはこのようなおぞましい怪物フランケンシュタインをつくりあげてしまったのか?

実はメアリー・シェリーの人生をのぞいてみると、再生への憧れ、願望のような、死を克服するかのような野心が見え隠れしているの。


1797年9月10日、メアリーが誕生。
しかし11日後、この出産が原因で、母親が死去。

メアリーは、実の母親を知りませんでした。
そのため温かい家庭に憧れがあったかもしれない。


1813年、16歳で未来の夫パーシー・シェリーと出会い、恋におちます。

メアリーとパーシーの恋に果実が実り、1815年3月5日、シェリーとの間に未婚のまま長女を出産。
しかしたったの11ヶ月で長女は、この世を去る。

そしてなんと、涙も乾かないうちに1816年1月24日には長男が誕生。


最初から波乱の恋だったメアリとシェリーの関係は今芸能界で流行りの不倫関係でした。

パーシーの正妻は1816年12月10日、夫パーシー・シェリーに浮気されたことが原因で入水自殺で死去。
そのたった20日後、2人は結婚し、ようやくメアリー・シェリーとなったの。


だけどここにたどり着くまで、1816年だけでメアリーの親類や関係者が3人も死んでいく、まさに怪奇じみた状況だったの。

ちなみに1816年10月16日、メアリの姉が服毒自殺でこの世を去ってる。
この1816年というのは実は異常気象の年だったことがわかってる。


1815年4月10日、インドネシアのタンボラ山が噴火した。
ただの噴火ではなく、史上最大規模で、古代都市ポンペイを地図上から消し去ってしまったベスビオ山の大噴火の実に20倍に相当するものだったそう。

これにより地球規模で気温がさがり、ちょうど1816年夏は「夏のない年」と呼ばれてたの。
ナショナルジオグラフィックの支援研究者の間でも「過去の歴史から、この手の自然現象が地球の気温を2〜3年にわたって、低下させることが分かっている」と語ってる。


当然農作物は大打撃、飢饉が地球各地で発生していた。
メアリー・シェリーが『フランケンシュタイン』を執筆したのは実はこんな時期だったのよね。
メアリー・シェリーの周りには必ず不幸と幸福が常に隣り合わせでした。

最愛の子供が死ぬ。
親であれば、その悲しみに変えられるものではない。


もし健康体と入れ替えることができたならば、もっと長生きでき、幸せな家庭になっていたにちがいない。
そんな妄想にとりつかれていたとしても不思議ではない。


だけどメアリー・シェリーの場合、生まれ変わるように子供が生まれる。


生命の謎を解き明かし自在に操りたいという野心はヴィクター・フランケンシュタインではなく、メアリー・シェリー自身だったのかもしれない。

小説の中で怪物フランケンシュタインは自己の孤独な存在に悩み、ヴィクター・フランケンシュタインに伴侶となる化物をもう一体作るよう要求するんだけど、ヴィクターは過ちに気づき、要求を拒否。


しかし実際メアリーには温かい家庭という夢を諦めることはできず、さらに不幸が畳みかける。


1817年9月、次女が誕生するんだけど、1818年9月、たったの1年でその次女が死去。
それからさらに、1819年6月には長男が死去。


そんな中、1819年11月、次男パーシー(夫と同じ名前)が誕生。

メアリーはこのように、次々と死んでしまう我が子を再生するかのように子供を産み続けた。
しかしついに1822年最愛の夫パーシー・シェリーが事故死となったの。


メアリーが自分の運命を恨んだのは言うまでもない。


小説の後半は要求を拒んだヴィクターの妻や友人を、怪物フランケンシュタインが報復として殺害し、ヴィクターはそんな怪物を殺さんと追い続け、ついに命を落とすという結末になる。


メアリー・シェリーにとってこの怪物フランケンシュタインとは、自分に襲いかかる「不幸な死」そのものだったのではないか。


メアリーは我が子を亡くし、産み続ける中、再生された怪物が自分の存在する意味を見出せず悩んだように、彼女自身、再生し続けた自分の人生にある種の疑問を感じていたのかもしれない。

メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』が現在の形に完成されたのは1831年のことでした。
ラストは戦いに疲れたヴィクター・フランケンシュタインは死に、化物はその死体とともに姿を消すという形になってる。


これはおそらく、メアリーに付きまとった「怪物フランケンシュタインに姿を変えた死そのもの」をメアリー自身が道連れにする代わりに、最後の我が子パーシーだけは生きて欲しい、救いたいと思ったのではないか。



1851年にメアリー・シェリーが亡くなったあと、彼女の机の中から、亡くなった我が子の遺髪と、亡くなった夫パーシーの遺灰、そして彼の心臓が見つかったそうなのよね。

なぜ彼女がフランケンシュタインを産んだのか、お分かりになったかと思います。
子供というのはそれほど親にとって大事な存在となる。


おそらく、子供を産んで、育ててみないと理解できないと思う。

人間は過去に戻れない


子供のいない時はわからなかったこと、理解できていなかったことがようやく理解できるようになる。


子供に時間がかかるのは本当。
例外なく。手のかからない子供なんていない。


でも貴方は子供を育てることで人間が形成されていく過程を見ることでき、感動することができる。


歩くこと、話すこと、理解できること、貴方が今普通にできることができない時期を貴方が一緒に過ごし、教えてあげるの。
子供の世界というのは・・・

親の貴方が全て。

20世記の奇跡と言われたアルバート・アインシュタインは一般相対性理論上、未来へタイムトラベルすることは可能と話している。
過去へは不可能みたい。人間は過去には戻れない。

僕はこれまでの人生で後悔がある。
多分誰にでもあるでしょう。
もっと勉強していれば、勉強が何か理解していれば・・とかね。
子供は親のコピーではありませんが・・・

子供は親の鏡っていうのは本当。

貴方のまんまが子供になってしまう。
だから伝える。


子供は親に褒められてたくて素直にいうことを聞く。
どんどん変化していく過程を、人間が形成されていく過程を見ることはとても価値ある時間だと思う。

“子供”は本当にいらないのか?

自由な時間も自由になるお金もないんだけど、子供がいれば問題ない。
全てが新鮮で新しくなる。

どうにもならないわけがない。
日本人全員がそうやって子供を育て上げてきたのよね。
今はなくてもアイデアは必ず生まれる。


なんとかなるもんよ、たぶん。

アインシュタインは「幸せとは同じ時間をいかに気分良く過ごせるか」だそう。


これまで子供として過ごしてきた立場から親の立場で新たに時間を過ごすの。
見方や目線が変わると同じ事象でも違って見える。

そうすると子供を持つ意味を理解し、体感できるはず。

もし貴方が子供を持つチャンスがあるのであれば、僕は強く貴方の背中を押してあげます。

ホーム » 未解決事件 » 社会問題 » 「子供はいらない」 が間違いじゃないというフシギな話

おすすめ記事