歴史は、受け入れ難い要素を認めれば、ガラリと真相を変化させる
「宇宙人って昔から地球に来てたの?」
「緑の子供の話ってどんな話?」
そういう疑問を持つ方に向けの記事になります。(2020/09/03 更新)
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- 宇宙人ミステリー:ウールピット村の緑色の子供伝説
- 現実路線の根拠のない話
- 非現実路線の、受け入れ難い、根拠のない話
- 真相は?
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宇宙人ミステリー:ウールピット村の緑色の子供伝説
ウールピット村の緑の子供伝説は子供向けのヨーロッパの民話じゃない。
民話って何かに基づいた作り話で後世の人に伝える教訓のような要素があるじゃない?例えば、グリム童話の白雪姫の話もそうね?
この話はディズニーのオリジナルじゃないし、グリム兄弟のオリジナルでもないのよね?
彼らはドイツに伝わる古い民話の研究をしてただけで、元々グリム童話は学会で発表するような堅苦しい研究本だったにすぎないのよね?
その白雪姫には継母が白雪姫の心臓をとって来るように命令するシーンがあるけど、元々の民話ではその後、その心臓を料理して、実の母が食べてしまうのよね?
これって中世ヨーロッパの民間社会であった口減らしの歴史を表してるのよ。
当時貧しかった家庭では子供を食べて飢えをしのぐ、そんな時代もあったということ。で、このウールピット村の緑色の子供伝説もそういった類の民話か?
といえば実はそうではない。
この話を後世に伝えたウィリアムオブニューバーグという人は歴史家なのよ。
彼の著書の序文にはこんな言葉が書かれてる。
「多くの信頼できる情報源からの報告」に基づいている
(ウィリアムオブニューバーグより)
ということなのよ。これは実話なの。
妖精話ではないのよね?まずはノーマルな原文に忠実に話してみるとね・・・・
12世紀、イリギスのウールピット村に突然、見知らぬ2人の子供が現れた。
至って普通の男の子と女の子だったんだけど、ただ皮膚が緑色だった。
ウィリアムオブニューバーグに言わせれば、「全てが緑だった」らしい。
その2人の緑色の子供はリチャード・デ・カルン卿に預けられた。
彼らの着てた服は見たこともない生地で、それに未知の言語を話していた。
料理の類は何も食べられなかったが、唯一、生のそら豆だけ口に出来たという。
徐々に料理も食べられるようになったらしい。
リチャード・デ・カルン卿は2人に洗礼を受けさせたらしいが、その直後、緑色の皮膚をした男の子の方は病気で亡くなった。
女の子は順調に生活に慣れていき、色々な料理を食べられるようなるとなんと、緑色が消えたらしい。
女の子は英語も覚え、話せるようになった。
女の子の証言では「父の牛を放牧していた。
その牛を洞窟の中に入れようとして、洞窟の中で迷ってしまった。
しばらくすると鐘の音が聞こえてきて、その音に導かれ、ようやく外に脱出するとそこはウールピット村だった。」と答えたという。
また彼女は「私たちは地下世界のセントマーチンズランドから来た。
そこはこの世界のように明るい太陽はなく、常に夕暮れ時の暗い世界だった。」とも話している。
彼女はやがて「アグネス」と名付けれられ、王室の役人リチャード・バレーという人物と結婚し、子孫を残していたという。
どう?所々に宇宙人っぽい要素が組み込まれてるでしょ?
皮膚が緑ってのはドラゴンボールで言うナメック星人のピッコロのような感じよね?洞窟の入り口と出口で世界が変わってるってのも昔から地球空洞説ってあって地下世界があるなんて色々な文明で伝承はある。
でもね、これを受け入れ安い現実路線での解釈も可能っぽいのよ。
現実路線の根拠のない話
後世の歴史研究家はどうしてもUFO系、オカルト系要素を排除しないと学会から馬鹿にされてしまうと言う脅迫概念から抜け出せないようで、受け入れやすい要素で解釈しようとする癖があるみたいね?
学者がいうには、12世紀、ベルギー、フランス、オランダあたりに定住してたフランダース人が難民としてイギリス東部、ウールピットのあるあたりの地域一帯に移住していたらしい。
1154年のヘンリー2世の治世、このフランダース人は迫害対象になってたんだって。1173年、ウールピット村近くのフォーナムセントマーチンという地方の近郊で、フォーナムの戦いが起こったの。
その軍には難民のフランダーズ人を編成した軍隊がいて、緑の子供の両親はそこに所属していたのではないか。
そして両親はその戦争で亡くなり、孤児となっていた。
そしてウールピットに迷い込んだというわけ。
フランダース人だった彼らの言葉はわからず、未知の言葉に聞こえただけで、緑の皮膚も、低色素系貧血という病気で説明がつくらしい。
食事の改善で緑色が消えたのがその根拠なんだって!なんか、あ、そうなんだ!って受け入れ安い解釈になってしまったよね?でもね?ちょいと無理やり感はあるよね?だって住んでいたところの地名が本当に「セントマーチン」だったとしたら、どんな言語でも「セント・マーチン」と聞こえるはずよね?
「東京」は「TOKYO」だし。
英語を覚えたから近くの地名とわかったってのがちょっと解せない・・・
それにリチャード・デ・カルン卿はそれなりに教育を受けた人物なのよね?
その彼がフランダース人の話すオランダ語を「未知の言語」と解釈するのか?
英語っぽいとか、フランス語っぽいってそれくらいはなんとかなるんじゃない?
それに本当に移民がその地域に多くいたとしたら、それこそ、聞いたことがあるでしょ?
それをあえて「未知の言語」というのは「未知の言語」なんだよ、きっと。
それに病気で緑色だったというのも少々乱暴かも。
ウィリアムオブニューバーグに言わせれば、「全てが緑だった」のよ?
調子が悪くて顔色が悪いというレベルの緑色ではなく、まさにナメック星人レベルなのよ。
緑っぽいんじゃなくて、「全てが緑」なんだからね?
私の人生で病気で緑色になってる人なんか見たことないよ。
難民キャンプの映像でも緑色人間なんてないし。
今はタブーなしにYouTubeでなんでも見れる時代なのよ?
緑色人間がいたら話題独占よ?いないよ、そんな人。
ペインティングしている人以外はね?
それっぽい、納得感ある、受け入れやすい解釈になってるだけで根拠は実は何もないのよ。それでよかったら、別の解釈もあるのよ。
非現実路線の、受け入れ難い、根拠のない話
ナチスドイツが崩壊した1945年、ベルリンには多数のチベット人兵士の遺体があったってあまり知られてない。
なぜチベット人がベルリンでナチスに加担したのか?っていうとチベットの伝説の地下世界シャンバラをナチスが探索していたって話があるのよね?
また、1939年にナチス党員が出版した著書の中になんとヒトラーが地下世界の超人という未知の存在と会っていたと書かれてたりする。
なので地下世界というのは実在するかもしれない。
実は古代エジプトにも地下世界の神とも言われるプタハ神がいる。
彼は緑色の人間として壁画に描かれているのよ。
彼を地上の無知な人間に文明をもたらした地底世界の緑の人間だったと解釈すると、辻褄があったりするのよ。
このプタハ神というのは闇を好む神とされ、アブ・シンベル神殿でも決して太陽の陽がささない場所に祭られているのね?
緑の子供達の住んでいたセントマーチンズランドが暗い世界だったというのはこれと一致するかも?
それに緑の子供の話では「放牧した牛に導かれた」とも解釈できる。
牛とは古代エジプトではアプタ、聖なる牛とされ、実はプタハ神の化身とされた存在なのよ。
地下世界で牛は、生活に欠かせないものとか、重要な意味を持つかもしれないね?
つまりは、「地下世界の聖なる牛に導かれた緑色の男の子と女の子は地上世界にやってきた」とも言える。
なので緑色の病気というよりも、地下世界の人間は緑色だったとも言えるわけよ。
基が同じ人間だったとしたら、食生活で体は変化する。
食生活は国によって違う。日本は鳥や魚が主食だったので平均身長は150cmだった。ところが明治以降の西洋文化の流入によってどんどん変化している。
そういった変化が緑の子供達にもあったかも。
でも男の子の方は急激な変化に対応しきれずに死亡してる。
なので、緑色の子供達というのは宇宙人、もしくは地底世界の人間だったという根拠のない説でした。
真相は?
どちらが本当かはわからないし、どちらも間違っているとも言えるかも。
真相は闇の中。
ただし、ウールピット村に緑の子供達がきたというのはおそらく事実かと。
ウールピット村に現れた緑色の女の子はその後、結婚して子孫を残しているっていうことになってるのよね?
ただ既に誰が子孫なのかまではわからないみたいだけど。
中世のヨーロッパの世界では今のような医学や自然科学など発達していない。
そういった意味で常識はないのよね?
古典ホラーの傑作ドラキュラってあるじゃない?これってはじまりは映画でもなく、小説などの文学でもない。
中世の科学者の、真面目な研究報告資料がはじまりなのよ。
この時代、ドラキュラは実在していると勘違いされていた。
狼男も同じ。迷信深い世界だったのも手伝って全て事実としてとらえられていた。
だからウールピット村に現れた緑色の子供達も実際に存在したことだけは確かなのよ。
南極で発見された大穴はアメリカ軍によって飛行禁止区域に指定されてるよね?
戦後ナチスの科学者の大勢はクリップペーパー作戦でアメリカに身売りしたの。
そのアメリカで戦後も活動を継続させている。
そんなアメリカはナチスが発見した地底世界と既にコンタクトがあるのかもしれないね。
最近、アメリカのディスクロージャープロジェクトの世界会議で、カナダの国防省の高官が、知的生命体は少なくとも4グループいると暴露したの。
それぞれ目的も違うんだって。
まぁ、真相は闇の中だけど・・・、緑色の人間はもしかしたら、そのうちの一つのグループかもしれないね?