ナチスによる少子化対策の超想定外のフシギな効果

少子化対策のせいで、イケメン親衛隊SSがより最怖に・・・

「少子高齢化社会だったドイツはどうやって解決したのか?」
「有効な少子化対策はないか?」

「なぜ親衛隊SSはあれほどまでにダーティーワークをこなしたのか?」

そんな疑問をお持ちの方向けの記事になります(2020/09/07 更新)

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  1. ナチスによる少子化対策の超想定外の効果
  2. ヒトラーの少子化対策
  3. ナチス親衛隊SSの最怖の秘密

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ナチスによる少子化対策の超想定外の効果

このままでは日本人は滅亡してしまう。

北朝鮮からデポドンが降ってくるっていうのか?

いやいや、子供がいなくなるってこと。
今の日本の構造は、老人から現役世代、子供世代とピラミッド型にすえひろがりになる前提の社会構造となっているのはご存知の通り。
だけど、それが逆ピラミッド化してるので老人世代を支えるための税金が我々現役世代の背中に重くのしかかっている。
20年くらい前か、私が初めて会社からボーナスというものをもらったその時から税金がかかるようになりました。
それまで、ボーナスは無税でした。
最近では介護保険料とかなんとか5000円くらい地味に取られるようになりました。
車を購入する時や2年毎の車検なんかでも、二重三重の名前が違うだけのクソ高い税金を払わされる。
これでは自分が生活するのがやっとで子供なんか、結婚なんかわざわざ余計な税金払うためだけの結婚と思われても仕方がない。
そう思いません?1人の方が税金安いし。

国民が減少してるし、税金高いのは仕方ない

かつて1930年代、ドイツの出生率は現在の日本と同じ、1.5以下でした。
もちろん、少子高齢化が大問題となっていました。
でもドイツはそこから巻き返したのよね。
日本人が思いつかないような斬新な政策で、マジで。
まず、ナチスは生活改善から取り組んでるのよね。
苦しい生活の中で子供だけ作れっていう今の日本政府よりも、まずは子供を育てる社会の育成を先に取り組んだのよ。
それまではっきり決まっていなかった労働者の労働時間を1日8時間と固定されたのよね。
年間の休日も増やされた。
また18歳以上は6か月勤務すると有給休暇で最低でも6連休を取らなければならないとしたの。
それもその有給休暇分の賃金は前払いとしたの。
つまり休み中に大いに楽しめということだったみたいね。
それに労働組合の中で、旅行事業も組み込まれており、格安で海外旅行を主催したりもした。
今だと保険組合から割引で行けたりするんだけど、ナチスでは第二次世界大戦前からそういったサービスがあったのよ。
そうやってお金持ちの特権のような楽しみを労働者にも味わえるようにし、格差に対する不満を解消していったというわけ。
ヒトラーの考えでは決められた勤務時間内は懸命に働き、それ以外はリラックスしろってことだった。
そうした福利厚生の充実だけではなく、サラリーマンのマイホームというのはもちろん当時の労働者階級には夢のまた夢。
だけど、郊外に労働者向けの住宅を建設した。
それも世界に先駆け、住宅ローン制度を採用し、誰もが手に入れやすい環境を整備したの。
それも庭付き一戸建てレベルではなかった。
ヒトラーが用意したのは300坪で、家庭菜園のできる畑付きだったのだ。
これは最悪、食糧の自給率アップも目的としていたわけ。
それでも買えない人たちには企業に社宅を準備させたというからすごい熱の入れようだったのよ。
それだけではなく、男性が社会にでて快適な環境で働けば、それはそのまま国力となるというのはナチスの考えだった。
なので時差出勤、社員食堂、工場などでの更衣室や浴室、診療所等を設けたのもナチスが最初だと言われている。
また女性は?というと、これはヒトラーの考えがかなり反映されているんだけど、良妻賢母の専業主婦というのは理想だったみたい。
でも世界初の女性アナウンサーを採用したり、世界初の女性空軍大尉を輩出したり、その能力に応じて女性に大きなチャンスを与えたのも事実なんだけど、
その一方で女性に対して、「男性に奉仕し、子を産み、家庭に入るべき」という価値観を植え付けようとしたの。
ここにつなげるための社会改革だったと言っても過言ではないのよ。
男はどんどん健全に外で働き、妻は子を生み、育てなさいってのがナチスの方針だったの。
ナチスは「どしどし産みなさい」だけでは終わらなかった。
ナチスがやったのは実に面白い政策で、新婚夫婦に生活資金を貸し付けたのだ。返済額は子供の出産人数によって減額されるというもので、4人産めばチャラになった。
これだと産もうかなぁって気になるよね?
まぁ見方を少し変えると政府がお金で子供を買ってるみたいにみえるけど、実際ドイツの少子化問題はこれで解決している。
また出産後も貧しい家庭にはミルクや食料品、おむつを支給したとあっては、待遇がめちゃくちゃいいよね。
子供の診療はもちろん、無料。
それどころか、栄養失調とされた子供には補助食品の支給や、発達障害の子供には田舎の農村に預け、健康と元気を取り戻すプログラムも用意していたというから、すさまじいサポートというしかない。
なぜナチスが女性に人気があったのか?
現在でも子育てに悩む、育児ノイローゼの女性もいらっしゃるかと思うんだけど、なんとナチスは子育て中の女性のみが使用できる保養施設も作っていた。
その施設は子育てに疲れた女性の心身のバランスを回復する場所とされ、子供はつれていかないということが鉄則だった。
留守中、身内が面倒をみるか、それが無理な場合、預ける施設もあったという。
毎年ドイツではこの制度を利用した母親たちは数万人に上った。
また女性の働く現場としては長時間の立ち仕事、母乳に影響のある有害物質を扱う現場、妊婦の荷物運び等法律で禁止するなどバッチリな環境準備。
今の日本でも下手すると負けてんじゃないの?ってくらい整備されていたの。
だからナチスの人気はうなぎのぼりだったというわけ。
ヒトラーは自分はハンサムで魅力的だから女性票をとれてると勘違いしてたみたいだけど。

少子高齢化を克服したのはこれだけではなかったのよ。
ここまでが例外的な政策でここからがナチスっぽい政策になってくのよ・・・
まぁナチスらしいのはここからですわぁ。

ヒトラーの少子化対策

ヒトラーはゲルマン民族を最高位とするアーリア人という優秀な民族の復興を訴えていた。
これはアドルフ・ヒトラーが「トゥーレ教会」という秘密結社に参加していたところに原因がある。
ナチスとはこの秘密結社が母体となっている。
そこでヒトラーはそのアーリア人復興のために何をしたかというと・・・

アーリア人牧場” が誕生

ナチス親衛隊ハインリヒ・ヒムラー長官が立案した「生命の泉」計画として、「アーリア人牧場」という施設を作ったようだ。
この施設は優秀なアーリア人を増やすためだけの施設で、クローン技術による大量生産とか、そんな科学的なものではなく、品のない言い方をすると、強制ラブホといったところだろうか。
そんじょそこらのラブホではありませんのよ!
そこには”交配施設”と産院まである”余計なお節介”施設だった。
ナチス親衛隊は優秀なアーリア人の”種馬””繁殖用牝馬”

なんと20万人も強制連行。

この施設は13カ所もあり、なんと・・・

”生産”された子供は4万人

にもなったというから、ドンびきである。
これは確かに少子化対策としてあまりにも目的意識が強すぎるっていうか・・・
ブッ飛んでるっていうか・・・
そんなアドルフ・ヒトラーも理解できない恋愛がある。それは・・・

おっさんずラブ

ヒトラーはどんなに地位が高くてもホモ行為をすれば、一発処刑でした。
至高のアーリア人同士だけど、これは次世代につながらないところから、生産性のない行為ということでかなり厳しかった。
少子化対策にならなし、キリスト教徒?であるヒトラーからすれば、ホモるのはあり得なかったの。
しかし、これこそが最怖のナチス親衛隊を作り上げるキーとなったわけ・・・

ナチス親衛隊SSの最怖の秘密

少子化対策の思わぬ副産物恐怖のSS親衛隊

こういうことには堅物だったアドルフ・ヒトラー。
もしホモ行為が発覚した場合、断種は確実、一発処刑もあった。
ところで断種ってのは、これまたドンびきポイントでございます。

戦後ニュルンベルク裁判で明らかになったナチスドイツの奇行の中のひとつなんだけど、強制不妊手術、断種法ってのがあるのよ。ナチスの考える「健康」とは純粋なアーリア人(ドイツ人)のことを言い、それ以外の民族は下等な民族とした。
また同じアーリア人であってもナチスから劣等な人間とみなされると強制的に不妊手術を行ってよいという法律が存在したの。
もっとわかりやすくいってしまうと、1920年代後半から、劣等な子孫の誕生を抑制し、優秀な子孫の誕生を促進することにより、国家全体あるいは民族全体の、
健康を図ろうとする思想が存在していた。
その劣等とみなされたのが、これだけじゃないんだけどホモ、アルコール中毒者、身体障害者などがその対象となってたのよ。
そんな危ない考えをもった医師とナチスがからんでいた。
1933年7月、ナチス政権下のドイツにおいて、先天性精神薄弱者、精神分裂病患者、躁鬱病患者、遺伝性てんかん患者、遺伝性舞踏病患者、遺伝性全盲者、遺伝性聾唖者、重度の遺伝性身体奇形者、重度のアルコール依存症患者に対して、子孫を残せないように強制的に生殖能力を奪う手術を実施したということ。
これを可能にしたのが断種法でした。
この恐ろしい法律により、 地域の医師や精神疾患施設の責任者は、断種法の適用候補者をリストアップして当局に提出。
裁判所が決定を出すと強制実行した。
その数20万〜35万人と言われている。
一方、純粋なアーリア系の妊婦には手厚く保護されたが、中絶は厳しく禁止され、強制的に出産させられた。
ナチスドイツではこのように徹底した管理がなされていたのよね。
やはり、軍隊に入ったからには、出世して上に立ち、命令する立場になりたいもの。
その方が生存率もアップするし。
良い暮らしもできる。
しかし、このナチス親衛隊で成り上がるには「ホモ行為」が必須だったみたい。
それはなぜか?
もちろん上官がそういう趣味があったのはもちろんなんだけど、その行為をしたことがバレるとどうなるか?
それまでかっこいい制服をきて、ドイツの少年達が憧れる存在だったのが一発処刑。
それならば拒絶せず、応じた方が出世につながるというもの。
そうやって新米のイケメン新兵隊員は弱みをにぎられた状態となり、一蓮托生、どんな命令でも確実に遂行する鉄の兵士となったのだ。
少子化対策として始まった政策とその強化対策が、ヨーロッパを恐怖のドン底に叩き落とした親衛隊SSの恐怖の核心だったというわけ。

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