ウクライナ戦争のような侵略戦争は無くならないのか?

無くす方法がないこともないが・・・

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  1. 日常が消し飛ぶ戦慄、戦争の恐怖
  2. 自由と真逆の世界に逆戻りのロシア帝国による戦争
  3. 全てが対極にあるアメリカとロシア
  4. ウクライナ戦争の裏で超大国とは思えないマフィアな手口の数々
  5. 愛国心に溢れる若いロシア兵をゾッとする屍体に変貌させた戦争
  6. マッカーサーの度肝を抜いた幣原喜重郎の先見の明
  7. 昔々の夢物語

日常が消し飛ぶ戦慄、戦争の恐怖


冷たいミサイルがそよ風を切り裂き、思い出深い我が家がもろくも崩れ去る。

爆撃で半壊した家の前で老婆が力なく呆然と突っ立っている。

全てを破壊し尽くす戦争


しわくちゃになった顔を覆う。
1941年、ナチスドイツに包囲されたキエフはたった数日で3万人ちかくが大虐殺されていた。
そのときにとうに枯れたはずの涙が垂り落ちていた。

ネオナチ国家といわれのない誹謗でロシアに侵略された屈辱と絶望の狭間でただ嘆き悲しむ以外なかった。

いつもの朝日が上り、いつもの朝のコーヒーが香り、「おはよう」と眠そうな目をこすりながらテーブルにつく家族たち。

打ち込まれた銃弾や砲弾と共に頭によぎる疑問・・・

世界のどこにでもある日常風景がなぜ道端にアーミー柄の不気味なほど変形した屍体が転がる地獄に変わってしまったのか?

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ウクライナ戦争関連の記事は別にまとめているのでそちらをどうぞ
プトラーの大誤算!皇帝ロマノフ家惨劇の予兆
ウクライナ侵攻は皇帝プーチンの旧ソ連体制再構築の野望
日露戦争ミステリー!日本のフシギな勝因とは?まとめ記事
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自由と真逆の世界に逆戻りのロシア帝国による戦争


ウクライナ南東部マリウポリの占領地域では6000名のウクライナ人が強制的に極東サハリンへ島流しされた。

サハリンとは日本の北海道の北東に位置する細長い島。

そこで2年間ロシアから出国できない。

民主主義国家でIT先進国でもあるウクライナで自由な生活を送っていたのが突如牢獄に。
しかも島流しにされるような罪人でもない。

なぜこのようなことがまかり通るのか?

大統領が自国で殺人を犯せば、殺人罪で逮捕されるだろう。
しかし、他国に侵略して、両国合わせて30,000人近い死傷者を出しても「英雄扱い」なのはなぜだろう。

嘘でも大義名分があれば大量殺害しても良いというのか。


この2022年の世界でまさか先進国同士で80年以上タイムスリップしたような残虐非道な戦争になるのとは考えもしなかった。

私はこの戦争でアメリカ圏とロシア圏はどうしても相容れない水と油の関係なのだと再認識した。

全てが対極にあるアメリカとロシア


ロシアは旧ソ連の地域、ロシア語、ロシア文化圏では権力ピラミッドの頂点に君臨し、力による支配を正義と考えているようだ。

アメリカはウクライナ民衆を攻撃することは非人道的な手段で戦争犯罪だと声高らかに避難するが、ロシアからすれば・・・

「戦争にルールはない。」

時代遅れの侵略戦争を仕掛けるプトラー

ということなのだ。

第二次世界大戦末期のナチスドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーは総統官邸地下壕で旧ソ連の進軍の報を聞いて震え上がったという。

ドイツ圏内に侵入したソビエト兵は各地で女を強姦し、子供を銃殺していたからだ。

ヒトラーの秘書だったトラウデル・ユンゲはそう証言している。

つまりはこの当時からロシアは何も変わっていないということだ。

何も知らない民衆を大量虐殺して恐怖を煽り、従わせる。

余談だが2022年3月29日、おぞましいニュースが駆け巡った。

ウクライナ戦争の裏で超大国とは思えないマフィアな手口の数々


プトラーに近い新興財閥の1人ロシア人富豪ロマン・アブラモビッチ氏が誰かに猛毒を盛られ、中毒症状に襲われたというのだ。

アブラモビッチ氏はいち早くロシアの侵略戦争に反対した人物で非公式にウクライナ側と停戦協議していたという。

会合後ホテルに戻った同氏は皮膚剥離や目の充血、視力喪失、頭痛などの症状が出た。

いつでも殺害できるという誰かからの脅しだろうか。

手段もへったくれもない非情なロシアのウクライナ戦争


ちなみにロシアは過去15年間、毒物を使った複数の攻撃への関与が指摘されている。

2018年には英ソールズベリーで、元ロシアのスパイ、セルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリアさんが神経剤ノビチョクによる攻撃を受け、英当局はロシア情報機関の工作員の仕業だと指摘した。

2人は一命を取り留めたが、毒物に接触した別の英国人1人が死亡した。

06年にロシアの元情報将校アレクサンドル・リトビネンコ氏が放射性物質ポロニウムで毒殺された事件についても、英裁判所の判事はロシア工作員が実行したと言及したとか。

「恐ロシア」とはよく言ったものだ。

話を戻すと、何も変わらないロシアのような国もあれば、そうでない国もある。
我々日本は戦争当時、今とは全く違う国だったよね・・・

愛国心に溢れる若いロシア兵をゾッとする屍体に変貌させた戦争


敵に屈することを潔しとせず、生き恥を晒すな!

さっさと自決せよという鬼級に強靭な精神力でお国のため、自ら命を捧げることを本懐とした。

そんな日本だったが懐柔されてアメリカ流民主主義に倣い、再出発したのだ。

なのでアメリカがいう「ロシアの戦争犯罪」には当然という思いがあるが旧ソ連は崩壊し、ロシアとはなったが体制がやや異なっただけで、根本的な考え方はやはり大きな溝があったということなのだ。

屍の山を築くが戦争に躊躇いがない冷血ロシアの戦争


そう考えるとロシア圏であり、元々ロシアとは兄弟分でもあったウクライナがアメリカ流民主主義に懐柔されてしまうのはロシアから見れば身をえぐられる思いがあったとしても不思議ではない。

だからって数万人の無実の人間が銃弾や高性能ミサイルで木っ端微塵の肉片になっても良いものではない。


多くのロシア国民にとってウクライナがアメリカ側になろうが自分達の生活に微塵も影響がないことだろう。

欧米諸国のNATOに加入することで喉元にナイフを突きつけられたのと同じとロシア国民は考えるのだろうか。


やっぱり自国兵が10,000人以上屍体になっても必要な犠牲だったと納得するのだろうか。

世界平和のために我が子は命を捧げたと物分かりの良い母親はいないだろう。

ちなみにゼレンスキー大統領によれば、ロシア兵は自国兵の屍体をそのままにして引き取らないという。
それは腐敗し、屍臭で鼻が曲がり、通りを歩けないという。

母親たちは我が子を殺されたウクライナに憎悪と殺意を抱くだけ。

こうして負の渦が止むことはなく、憎悪と醜悪な殺意の渦は鎮まることはない。


やはり戦争がなくなることってないんだろうね。
でも本当に戦争は無くならないのだろうか。

マッカーサーの度肝を抜いた幣原喜重郎の先見の明

戦争放棄を考案した幣原喜重郎


人間の歴史を紐解けばその答えは自ずと判明するだろう。

戦争は無くならない!

私ははじめ、日本も憲法9条を放棄し、国防軍及び核武装、または核シェアリングすべきだと思っていた。

無くならないなら、核武装して日本国としてアメリカの安全保障と核の傘より脱却して、軍事力をまとって極東より力で覇をとなえるべきだと。

しかしそれは新たな憎しみを産む土壌になるかもしれない。

周辺国からは日本帝国の復活とか恐れられ、猜疑の目を向けられることは間違い無いだろうね。


逆に日本は今のままでも良いのではないかと思ったりする。

私たち日本人は良い見本になるのではないだろうか。

第44代内閣総理大臣幣原喜重郎が草案したと言われる日本国憲法の憲法9条の戦争放棄である。

唯一戦争放棄を謳った憲法

幣原喜重郎がGHQのマッカーサーに草案を提出した際のエピソードが残っている。

『マッカーサー大戦回顧録』のなかの1946年1月24日、幣原がマッカーサーの執務室を訪ねた場面について、そこには次のように書かれている。

「(幣原)首相はそこで、新憲法を書上げる際にいわゆる『戦争放棄』条項を含め、その条項では同時に日本は軍事機構を一切もたないことをきめたい、と提案した。(中略)首相はさらに、日本は貧しい国で軍備に金を注ぎ込むような余裕はもともとないのだから、日本に残されている資源は何によらずあげて経済再建に当てるべきだ、とつけ加えた。私は腰が抜けるほどおどろいた。長い年月の経験で、私は人を驚かせたり、異常に興奮させたりする事柄にはほとんど不感症になっていたが、この時ばかりは息もとまらんばかりだった。戦争を国際間の紛争解決には時代遅れの手段として廃止することは、私が長年熱情を傾けてきた夢だった」

日本が世界に誇る平和憲法の象徴

幣原が描いた未来に「自衛隊」はなかったかもしれないがそれでも日本は大東亜戦争以降、他国に攻め込んで戦争したことはない。

ただ、それはアメリカという大国の影にあえて隠れることで実現していたというのも見方としては事実だろう。


だがもし、アメリカ、ロシア、中国が同日、同時刻に全く同じ文言、同じ解釈にて自国の憲法に憲法9条の戦争放棄の条項を加えることができればどうだろうか。

先進国をはじめ、発展途上の国々は安心して同じように憲法9条の条項を追加してくれるのではないだろうか。

そうすれば変な軋轢はなくなり、ウクライナ戦争のような1人の独裁者の時代遅れの歴史観で大量虐殺されることは無くなるのではないか。

まぁ、夢物語だろうね・・・
でもそうでもないかもしれないよ・・・

平和な青い空で覆い尽くされる世界でありますように!

昔々の夢物語


昔々、古代の人間たちは空を鳥のように飛ぶことを夢見て洞窟や岸壁に絵を描いていた。

昔々、黒人たちは奴隷以外にはなり得ず、まさか大統領になれるなんて誰も考えもしなかった。

昔々、世界の夜は月明かり以外なかった。
まさか人工的な光が闇を照らし、パッと明るくなるなんて夢にも思わなかった。

昔々、世界は広く、地平線が永遠に広がっていると思われていた。
まさかSNSで世界中が手のひらサイズのスマホでつながり、遠く離れた知り得ない人たちと友達になれるなんて考えもしなかった。

昔々、日本中徒歩で旅していた。
まさか東京ー大阪間が3時間ほどで移動できるなんて夢にも思わなかった。

昔々、日本は厳しい身分制度のために自由がなかった。
まさか犬猿の仲だった薩摩と長州が手を結ぶことで時代が動くとは思っても見なかった。

昔々、誰も考えもしなかった世界が今は実現している。
人間が想像できることは実現可能らしい。

それがいつになるかはわからないけど。

世界中の人が「日本の憲法9条:戦争放棄」を知って良い憲法だと思えてもらえたら。

強欲に溺れる人間が正しくあろうとした証が「法律」だとしたら、世界中にこの条項が加えることは不可能じゃないと思う。

実際曲がりなりにも日本は体現してきたから。

もしかしたら、爆撃で吹き飛んだ家族や友人を見て絶望する人がいなくなるかもしれないね。
そうなったらなんかいいなぁってちょっと思った。

ウクライナに平和が訪れますように・・・
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