願望と努力だけでは夢まぼろしに終わるフシギな現実

努力が報われるにはもうひとつ大事な要素がある

「願望なんて必要なの?」
「全てにおいてやる気がない!もしかしてうつ病か?」

そんな疑問を持つ方に向けた記事になります。(2021/02/23 更新)

まずは記事の信頼性として自己紹介から・・・

  1. 私、風千代。2児の父親。システムエンジニア兼ブロガー
  2. 妻、会計一筋20年。数字の鬼
  3. 長女:チャンチャコ(小6) 小3の時漢字テスト0点だったどん底から
    2021年2月、偏差値53の私立女子中学に見事合格
  4. 長男:出来杉君(小3) なぜか音楽以外の全ての教科で95点以下は取らない  2021年バレンタイン8個ゲット!うち1個本気系でした。

30代前半時、自分の夢の家に住みたいと、強い願望を抱いて会社を辞めて独立。その5年後、見事ウッドデッキと地下室のあるマイホームを注文住宅で建築。
強い願望を抱くことこそ、人間にとって一番大切だということに気づく!

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  1. 願望の使い方で人生は変わる
  2. 努力だけでは願望を実現できない
  3. チャンチャコと出来杉君の成功と失敗
  4. イバラの道半ば、自身で
    発見した燃えるような願望
  5. アインシュタインの願望に
    必要だったものとは?

願望の使い方で人生は変わる

なぜ勉強するの?
と親に質問するとこういう答えが返ってこなかった?

「いっぱい勉強して、良い学校に行って、良い大学に入ったら良い企業に入れるから」

(親が私に勉強させた理由)

大企業に入れば安定して高給を取って生活ができるってね。

私は勉強しなかった。子供ながらに納得できなかったし、面白くなかった

私はそこそこの大学に行ってそこそこの企業に入り、大企業との契約の中で仕事してる。
親の勉強させる理由は、私の願望ではなかったようね。
だって大企業で仕事をするなら良い大学に入れなくてできるから。
隣の席にいた慶應大学出身の人は「使えない」という烙印を押され、どっかに飛ばされた。
もし高学歴じゃないと高給取になれないとか、幸せになれない、大富豪になれないと思ってる人がいたら、今すぐ人生設計を見直したほうがいい。

カレン・アーノルドっていうアメリカの研究者が1980年、90年代にイリノイ州の高校を首席で卒業した81人のその後の人生を追ったのね。
95%の人が大学へ進学、もちろん優秀な成績。
そして60%が大学院まで進んで専門性のある知識を身につけ、40%の人が弁護士、医師、SEなど社会的に地位の高い専門職にはついてるんだけど、たぶん中級階級よりも高級なカテゴリーに入る収入は得てるはず。

でもね、世界を変革する様な、世界の生活を変える様な、そんな天才、”大富豪”はゼロなのよ。


それが悪いとはもちろん言わない。
それが目的、夢だったとしたら人生大成功だろう。
そこまでになるのに並の努力ではないしね。
人が遊んでいるときに、寝てる時間に努力している人たちだし。
誰にでもできることじゃないから「首席トップ」なんだよね?
でもさ、逆に言えば誰にもできない努力をしているのに大富豪にはなれないんだね。

どうやら願望の使い方と努力の方向性で結果は変わるらしい。
ただし、ある一定の条件下でないと効果は発揮しづらいっぽいね・・・

努力だけでは願望は実現できない

学校で数学、国語、英語、理科、社会など満遍なくオールマイティに成績が良くないとだめ、それに学校のルールを守らないと成績トップにはなれない。
つまり「首席トップになる」という願望は、どこまでも学校という存在にめちゃくちゃ従順な人ランキングでトップってことかも?

Q. もし、その学校というシステムがないとどうなるんだろうね?

A.
カレン・アーノルド曰く、彼らは既存社会の中で無難に業績を上げるのに向いていて、首席トップになるための努力は惜しまない。だけど、システムを構築する側というよりはシステム内でうまく動くに長けている人種と言えると。


だからそれ以上の成功はないんだって。

ちょっと面白い話があるんだけど、イスラエルの国防軍で衛星写真の情報を分析する専門部隊を編成することになったのよ。
求められるのは視覚的認識能力が高く、微細な違いを認識でき、1日中狭い部屋でモニターと睨めっこしていても飽きず、機密性の高い兵士が理想だったんだけど、採用されたのは自閉症の人間だったらしい。

人と関わる事が極端に苦手、普通の会話が苦手、1人でいたい。
多分日本の会社では休職処分になるだろうね。

でも彼らの中では1人の環境だと力を発揮し、通常の人よりも特殊な力を爆発させる場合がある。
彼らにとっては努力でもなんでもなく、それが楽しいんだし、それこそが最良の環境なんだよね。
人には個性がある以上、適材適所の環境に身を置くことが大事で願望が実現する可能性が一番高くなるのよ。
個性と環境が一致すると面白い結果になった例が・・・

チャンチャコと出来杉君の成功と失敗

大富豪になるために必要なことは実は努力だけではない
大富豪になるために必要な事とは?

チャンチャコは小学校6年生、出来杉君は小学校3年生で2人は姉弟なんだけど、2人は全く違う幼稚園に通っていた。

チャンチャコの幼稚園の特徴

  • 鼓笛隊が有名で3年かけてカリキュラムが隙間なく組まれてる
  • 親はお客様
  • 全ては先生が先導し、子供達は命令通り動く!軍隊式
  • 制服が決まっていた
  • 何もかも先生がある程度作った部品を組み合わせるだけ

出来杉君の幼稚園の特徴

  • カリキュラムはなく、子供達が自分たちで考えて行動
  • 先生はアドバイスのみで先導しない。全て子供達が決める
  • 幼稚園と親が協力!そのため運動会以外はスマホ写真禁止
  • 制服はなく、私服で泥だらけ
  • 大人用のカナヅチが配布され、なんでも考えて作らせる

そんな2人だが姉弟というのに全く違う人間に育った。

チャンチャコの良い点はカリキュラムを組んでやると毎日なんでも繰り返し、努力を惜しまない子になった。
コツコツ努力する事をなんとも思わず、カリキュラム通りに事が進む。
なので目標と計画、ルールを決めると計画通りに目標を達成する類まれな特殊能力を手に入れた。
目標と完全な計画さえあれば、チャンチャコは何にでもなれる素質を手に入れたがこれが実は欠点でもある。

カリキュラム以上の努力は全くしない子になってしまった。
知恵がついてくるとカリキュラムを防御壁にしてそれ以上の努力をしない子に!
まさかの大穴が空いてしまった。

チャンチャコは2021年2月、3年間の受験勉強を経て見事志望校に合格した。
しかし、私は願望を、燃えるような願望をチャンチャコに持つことの大切さから教える必要があった。

その教えた燃えるような願望が本物になったのは受験3ヶ月前だった。
それから目標に対して、今自分は何をすべきなのか?自分で動けるようになった

興味のある方は、チャンチャコの受験成功体験記を以下からどうぞ

中学受験:夢と現実が交差するフシギな体験談


では出来杉君はどうなったか?
実は出来杉君は悲しく辛い過去が既にあったの。

イバラの道半ば、自身で発見した燃えるような願望


出来杉君には厳しく当たってきた。

バカ親父の願望!!

厳しい男社会では覚悟が必要だ!
強い男になれ!!

それが私の出来杉君に求めた事だった。
かなり厳しくしたせいで、出来杉君はあまりに辛い人生に普通に話す事ができなくなり、どもる様になっていた。
教育という名の虐待と言っても過言ではなかったもしれない。
しかし、出来杉君は誰に似たのか切り替えの速さと天性の明るい性格も持っていた。
出来杉君は次第に地獄の様な毎日から切り抜ける術をあみだしていく。
姉のチャンチャコは褒めて伸ばすタイプだったので勉強をがんばれは褒めてやっていた。
しかし、出来杉君の場合、姉が先にやってるから、親も慣れてしまっていた。
同じ事を出来杉君が実行してもあまり褒められないという自然とハードルが上がっていた。
出来杉君はどうやれば怒られず、褒められるのかをじっとチャンチャコと親のやりとりを観察していた。
そこで出来杉君は姉がやらなかった計算ドリルを片っ端からやる様になった。

計算ドリルをやれば、
親に褒められる!

大富豪になる
暗闇であっても光がさせばとてつもない情景となる

味をしめた出来杉君は小学校1年の後半から小学校2年の4月という短い期間に足算、引き算、掛け算、割り算をマスター。

それから親がチャンチャコに話す説教や、勉強の話などをコッソリと聞き耳立てて自主的に情報を集める様になった出来杉君はチャンチャコとは違い、なんでも幅広く知識を身につける様になった。
出来杉君は常に頭が動いていて、一つ聞いただけで物事を構築できる力を身につけていた。
どうやら幼稚園でもの作り、考えて行動していた事がここにきて力を発揮し出したのだ。

それにどうにかして姉の様に褒められたい、いや姉に勉強なら勝てるかもしれないと考えた様だ。
現在小学6年の姉よりも出来杉君の方が暗算が速く理解度も速い。

しかし、出来杉君の欠点は?というとやりたい事以外はまるでやる気なし。
食べたくないものは食べない。
やりたくないことは苦痛で苦痛で仕方がないって感じ。
ただ、チャンチャコは適切なカリキュラムと目標を、出来杉君は好きで夢中になれる事っていう環境を用意してやれば最大限の力を爆発させるんだよね。
特定の環境にハメてやることで特殊能力を発揮する事がわかっているなら、
親は2人それぞれの願望と、力が発揮できる環境を用意してやるだけで良いかもしれない。
あの20世紀の奇跡と言われたアインシュタインだって特定の環境でなければ力は発揮できなかったのよ。

アインシュタインの願望に必要だったものとは?

大富豪で成功したアインシュタインに必要だったのは努力ではない
大富豪となったアインシュタイン

アインシュタインは学生時に首席トップだったとかではなかったみたい。


それどころか5歳になるまであまり話さない子だったとか。
文字の読み書きは問題なかったみたいだけど、発することは困難だったとか。
だけど数学に関しては異常に興味を持っていた。
1895年アインシュタイン は大学試験で不合格だった。
それは数学と物理は最高得点だったけど、それ以外が猛烈な落第点だったから。だけど数学と物理があまりにも良かったので条件付きで合格。
だけど大学も興味のある授業以外はほとんど出席せず。


アインシュタインは数学と物理の教員免許を取得したけど、大学の物理学長と不仲で大学の助手になれず、めちゃくちゃ数学と物理に長けた保険外交員となってアルバイト傍ら、論文執筆に取り組んでいたとか。
特に保険外交員としてのアインシュタイン は特別優秀だった訳ではなさそうよ。
そこはアインシュタインのいるべき環境ではなかったから。

でもアインシュタインにとって、燃えるような願望を叶えるには必要な環境だったの。それは大好きな数学と物理に時間が割くためだった。


アインシュタインが本当にやりたかった数学と物理で飯がくえるようになったのは大学卒業してから10年後だった。
アインシュタイン は諦めるこなく、論文を書き続け、徐々に物理学会で認められる様になったとか。

何も最初から天才、異才とか言われていたわけじゃなかったのよ。
アインシュタイン は自分のことを天才ではないよ、ただ一つのことに時間を多く費やしただけだと言っている。
アインシュタインにとって、ただ数学と物理ができる時間を作る事ができるのであれば、他はどうでも良かっただけなんだよ。


燃えるような願望とそのための努力を惜しみなく発揮できる環境が合わさった時、人間は最大限の力を発揮し始めるのよ。

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