女の異世界!ハーレムの実態ミステリー

きらびやかに見えるハーレムだけど、実は内情はかなり酷かったりする・・・

「ハーレムって本当はどんなものだったの?」
「ハーレムにいた女性はどんな生活してたの?」

そんな疑問を持つ方に向けた記事になります。(2020/09/02 更新)

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  1. 女の異世界!ハーレムの実態ミステリー
  2. 本当のハーレムとは?
  3. 妄想ハーレムは存在した
  4. ハーレムの美女に待ち受ける天国と地獄

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女の異世界!ハーレムの実態ミステリー

ハーレムといえば、アラビア風の洋服をきた王様が美味しい料理を食べながら、数十人の美しい女性を侍らせる、一度はそんな光景の中にいてみたいなんて思った男性は多いでしょ?

「いや、僕は愛する女性が1人いればOK」

という人、大丈夫ですよ。
ここには彼女いませんから。
1390年、N・M・ペンザーは著書『ザ・ハーレム』の中でつぎのように勝手な妄想を描写してる。
「じじいのような王様が何百人もの美しい女性をはべらせ、涼しげな噴水のある場内にはむせ返るような香水の香りが立ち込め、静かな音楽が流れる中、美しくすべてを包み込むような笑顔の女性たちが王様に快楽を与えるために控えている場所」と。
どの時代でも想像しているハーレムはほぼ同じようね?
だけど、実際のハーレムはだいぶ、違ったようよ。

本当のハーレムとは?

ハーレムとはイスラム社会における女性のいる部屋を表す言葉なんだって。
ハレムとは、男性はその場所にいる女性の夫・子や親族以外、立ち入りが禁じられていた空間の名称で、王様の快楽のみ場所のみを表す言葉では元々なかったようなのね。
イスラム教の厳格な考え方で男女別々のほうがお互い理性ある人間でいられるよね?ってところからきてるみたい。
厳格な男女分離政策を行っているサウジアラビアでは、結婚後の理想的な住居の例として、夫用の客間とは別に男子禁制の妻専用の客間を設けるとされており、この妻専用の客間をハレムと呼んでるんだって。
王族など資産家の場合には塀で囲った広大なエリアや体育館や室内プールのような大きな建物をハレムとすることで、ハレムの中でイスラム的には許されない水着やレオタードのような服装をして、女性だけが集まってスポーツなどの競技会を開催することがあるんだって。
女性の権利制限が厳しいイスラム原理主義社会であってもハレムの中だけは女性が自由になることができるそう。
最近では、徐々に緩和されており、女性が車を運転できるようになったとかでニュースになってたよね?
じゃあ、我々の妄想ハーレムってそもそも架空の話だったの?

妄想ハーレムは存在した

ハーレムとは奴隷美女の巣窟だった。
売買される奴隷美女

いやいや、我々が妄想しているハーレムもちゃんとあったよ。
だけどね、ちょっと違ってたかもしれない。
1454年に、モハメド2世によってつくられたトルコのハーレムは1909年まで存在していました。
ハーレムの女性とは、戦争捕虜や、貧困家庭からの売却によって奴隷身分となった女性たちで、イスタンブールで購入されると、イスタンブールの各所に置かれた君主の宮廷のひとつに配属されたみたい。
ハーレムに配属する女性にとっては地獄の生活だったみたいよ。

ハーレムの美女に待ち受ける天国と地獄

王様のハーレムにいた女性たちはどのような生活をしていたか?
彼女たちは簡易ベッド付きの寮というよりも監獄に近いような粗末な部屋で過ごし、10人に1人の割合で老婆の看守がついてたの。
外ではこの世の者とは思えないくらいの醜い黒人宦官が監視していたみたい。
宦官というのは男性のシンボルを取られた人たちのことね?
そんな宦官によって生活を監督されながら歌舞音曲のみならず、礼儀作法や料理、裁縫、さらにアラビア文字の読み書きから詩などの文学に至るまで様々な教養を身につけさせられた後、侍女として後宮に入ったの。
美人であれば、誰でも優雅に生活できたのではないのよね?
教養を求めらたのよ。
日本の高級クラブの女性達も、ただオッパイがでかけりゃOK!じゃないのよ。ハーレムと同じく、男性と話を合わせるため、それ相応の教養が必要だから新聞、ニュースなどはこまめにチェックしないと話題が作れないでしょ?
結構、大変だったりするのよね?
ギャルものではなく、キャリアウーマンものを好んだようです、王様達は!

ハーレムの美女たちの服装は?
というと何も身に着けていませんでしたっていいたいところなんだけど、真逆でした!

頭の先から足の爪まで一切、外から見えないように厚手の、ゆったりとした服を身に着けていたようなのよ。
王様が若く美しいはずの、姿が何も見えない女性を呼び、”お遊び”がはじまると「ヘルベット」と声がかかり、ハーレムの後宮内にはベルが鳴り響く。
そうして関係ない者はすぐさまその場を去らなければならない。
もし勝手に残っていたら死刑。
運よく王様とともにできる女性は歌や踊りを披露するわけ。
ここで披露されるのがいわゆるベリーダンスよ。
ここが女性達にとって一番の勝負どころ!
いかに王様をその気にさせるか!
それでハーレム内でのその女性の生涯が決定すると言っても過言ではなかったの。

命がけのベリーダンス!
表情は色っぽく・・・
しかし内心はバクバク状態!
「か、カモ〜〜ン!(>人<;)
ビョン⤴︎とこ〜い!オラオラぁ〜」

ハーレムでのし上がるチャンスは1度きり。命がけのベリーダンス
命をかけたベリーダンス

って彼女たちのお下品な叫び声が聞こえてきそうです。
でもね、当然そうなるのよ、ハーレムの美女たちは。なぜなのか?
運よく王様がもしお気にめすと、その女性の前にハンカチを投げるんだって。
その女性はそれで人生が一変。
すぐさま部屋へ戻り、子孫繁栄の儀の準備に取り掛かる。
入浴し、香水に身を包み、そして全身のムダ毛処理をする。
というのはトルコの王様はロリコン趣味がほとんどだから。
その夜何があったかは不明としときましょうか?
朝になると一夜を共にした女性は王様のポケットに入っている宝石やお金をすべてもらうことができた。
それだけではありません。
別の贈り物もあったそうよ。

ここまでも相当な幸運なんだけど、実はまだ富士山でいうところの3合目あたり。

もし寵愛を受け、複数回のお供をするようになれば、豪華な個室を与えられる。
これは超幸運。牢獄のようなハーレムの住まいから脱出できる。
子供なんてできようものなら、奴隷から解放され、もし王様が独身の場合、ハーレムの奴隷から王妃へと身分を上昇させた女性もいたようで、ほぼ奇跡の女性レベルで、宇宙人級でしょうね?
それほど確率的にはほぼない。
では幸運に縁がなかった女性たちはどうなると思う?
王様が死んだりすると、そのハーレムの女性たちは重臣に与えられた場合もあったみたい。
これはまだ幸運だった方かも・・・

悲惨なケースは、前君主の余計な子孫を残さないという考え方が蔓延していた時期では、前君主の子を妊娠していたハーレムの女性は海に沈められたみたいよ。
これは超幸運のはずだったのに、これ以上はない!って言えるほどの不幸のどん底!海の底!
一気に人生が急降下というか急停止?
ジェットコースター並みの人生だよね?

それ以外のほとんどのハーレムの女性は「嘆きの家」という離宮に移され、年金を与えられて静かに余生を送る運命だったんだって。
これは多分普通レベルでしょうか。
ちなみに王様と一夜を共にできるのは年に一回あるかないかというレベルだったのよ。

ハーレムの女性奴隷は1人の王様に平均で、最盛期に1000人以上いたそうよ。

なのでほとんどの女性は牢獄の中で過ごし、頭から足の爪の先まで隠された状態で、禁欲を強いられて死んでいったと歴史は物語っている。

ハーレムとは美女にとって天国か?それとも地獄か?
天国か地獄か、ハーレムの女の運命
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